テスト期間になると、「もう社会は捨てようかな、覚えるの苦手だし」とか、「今回は理科の物理だから諦めようかな、物理できないし」という声をよく聞きます。
「苦手より得意なことを活かそう!」、「好きなことをやろう!」といった風潮もあります。
確かに、苦手なことに時間をかけるより、得意なことに時間を割いてさらに伸ばす方が良いと思います。特に受験など期限が決まっている場合は、得意な分野に絞って対策する方が有効です。
でも、「得意なことなんてないんだけど・・・?」と思うこともあります。
得意な事どころか「自分には無理」と思うことがたくさんあります。
苦手なことに取り組むのは、やっぱり時間がもったいない?
生徒からも「苦手なものはどんなに頑張っても無理でしょ。」と言われることがあります。
それに対し、本当にそうなのか?と興味がわき、試してみることにしました。
そこでまず思い浮かんだのが、車の運転です。
免許を取ってからほとんど運転しておらず、教習所でもよく叱られていたので、ずっと「運転=恐怖・向いてない」と思っていました。普通に運転している人たちを本当にすごいと思っています。
久々の練習
最初は車に乗るだけで恐怖で具合が悪くなっていましたが、実際に練習してみると、人気のない道や一本道を走っているうちに、だんだん慣れてきて「あれ?意外と楽しいかも?」と思えるようになって来ました。まだ交差点は怖いですが、想像していたよりも楽しいと感じています。
(この記事を見て「私も練習しよう!」と思う方は少ないと思いますが、もし練習される場合は、運転は危険ですので、安全には十分配慮してくださいね。)
今後も練習を続けて、やっぱり「無理なものは無理!」と感じるのか、それとも「練習すれば変わる!」のかを見ていこうと思います。
得意なことの方が苦手なことよりも伸ばし安いでしょうし、仕事に得意なことを活かせる方が良いと思いますが、苦手なことにも挑戦することで、自分の知らない世界がだんだん広がって行くのではないでしょうか。
ITTO
松本